ジョン ウイルビー(Jhon Wilbye 英1575-1638)は、 ルネッサンス音楽末期のイングリッシュ・マドリガルの作曲家。
イングリッシュ・マドリガルは、トーマス・モーリ(Thomas英1557-16029) をはじめジョン・ウイルビー、トーマス・ウィールクス(Thomas Weelkes英1576-1623)などエリザベス朝時代の宮廷作曲家達によって、イタリアの形式を真似て作られたが、イタリア程複雑で無く、英語にあったイギリス独自のものに発達させていて、多声だが和声を主体にした曲が多い。
中でもウイルビーの作品「甘き蜜吸うハチたちよ」「さらば愛しのアマリリス」「おいでやさしい夜」などは、卓越した美しさに加え、深い情感を感じさせる。聞くだけでなく、出来ることならば多声のコーラスに中で歌う喜びを分かち合いたい衝動に駆られる。また、ウィールクスの「太鼓を打ち鳴らせ」など印象に残る作品。
2025年11月05日
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